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2020.08.11
Interview

「Player!を日本一のスポーツコミュニティに」。ookamiの挑戦とCITYとのパートナーシップ - SCRAMBLE TALK #04 株式会社ookami

TOKYO CITY F.C.はたくさんのパートナーの皆さまに支えられています。

クラブが掲げる「Football for good “ワクワクし続ける渋谷をフットボールで”」を実現するために、これらのパートナーの協力は不可欠です。


そこで、本企画「SCRAMBLE TALK」では、どのような想いで各社がTOKYO CITY F.C.のチャレンジに参画したかをお伝えしていいきます。


取材を行った3社目はクラブのPRパートナーでスポーツエンターテイメントアプリ「Player!」を提供している株式会社ookamiさん。代表の尾形太陽さんと、創業メンバーでもある田中義人さんに、コロナ禍におけるスポーツとの関わり方や、CITYのパートナーであり続ける理由などお聞きしました。


聞き手:斎藤兼(TOKYO CITY F.C. パートナーシップ担当)

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Player!でスポーツコミュニティのあり方をアップデートしたい


斎藤 コロナ禍で各スポーツチームが新たなコンテンツやマネタイズの方法を考える中で、複数のJリーグクラブが採用したことで話題となった「Player!」ですが、運営しているookamiというのはどのような会社なのでしょうか?


尾形 創業時からPlayer!というサービスを軸に運営しており、「この世界にスポーツダイバーシティを」というタグラインをもとに、昭和や平成にかけてできたスポーツ観戦やエンターテイメント、コミュニティのあり方をアップデートしたいと考えています。


Player!としては日本中のスポーツ速報を可視化させることを戦略の重きにおいており、テレビで観ることのできないマイナースポーツや地方のスポーツも可視化することがメインとなります。このカテゴリーは、ニッチだけどニーズはあり、子供の試合を観たい親御さんであったり、母校を応援したいOB・OGの方々に届くコミュニティサービスになっています。


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斎藤 現在そのようなサービスを展開されているとのことですが、具体的に会社をスタートさせるきっかけはなにかありましたか?


田中 創業した2014、15年あたりはスポーツメディアアプリがあまりなかったので、そういう分野でサービスを作りたい、ということもきっかけの一つだったと思います。


尾形 それに加え、世界で戦えるスポーツ会社やブランドを作りたいと思っていました。僕はナイキが世界一だと思っているので、そんなナイキと戦えるような会社を作りたいと思って創業しました。


最初は複数サービスを作ろうとは思っていたものの、「スポーツ」「モバイル」「コミュニティ」というキーワードと、「する側よりみる側」に特化することを考えていたところ、Player!ができた、という感じです。


また、Player!は元陸上日本代表の為末大さんやNewsPicksの梅田優祐さんの支援で立ち上がったので、彼らがいなければ今のPlayer!は間違いなくなかったな、と思います。


斎藤 今の話を聞いていると、かなりのスピードでここまでこられたと思いますが、当初は何名くらいでスタートされていたんですか?


尾形 最初は6人ですね。僕とヨシ(田中)と現在CTOの中村が現在も残っています。また、その当時は半分学生でしたね。



今は30名ほどいて、正社員が15名、その他はフリーランスやインターンです。正社員の中でも半分はエンジニアで、残りはチームや企業と向き合う営業や企画となっています。


ちなみに、エンジニアとデザイナーは募集中なので、記事にもリンク貼っておいていただけると嬉しいです(笑)


<< https://www.wantedly.com/companies/ookami>>


気づけば10年近いookamiとCITYの関係


斎藤 CITYには随分前から関わって頂いていますが、最初の接点は何だったのでしょうか?


尾形 きっかけはCITYの代表をされている山内さんとのつながりですね。9年くらい前に山内さんと学生の頃に出会って、お互い学生xスポーツをフックとした事業を考えていたので仲良くさせてもらっていました。


どこかのタイミングで山内さんからチーム作る話しを聞き、最初の方は会社としてではなく、個人のお金でパートナーになっていました。


ookamiは2015年からCITYのパートナーをつとめる


斎藤 そして、Player!がリリースされてからは、CITYにも使わせていただいていると。


尾形 そうですね。当初は「応援」という形でパートナーになっていたんですが、日本中のスポーツチームにPlayer!を使ってもらうことが勝ち筋として見えてきたので、そういった意味でパートナーシップが会社としても戦略的にフィットしてきました。


斎藤 CITYとしても、Player!やookamiのビジネス面で貢献できているのは嬉しい限りですが、パートナーシップで得られる一番のメリットや今後クラブに期待することは何でしょうか?


尾形 一番メリットに感じることはCITYがアーリーアダプター的にPlayer!の新機能をいち早くテストしてくれるところですかね。今では約800チームと連携させていただいているんですが、CITYほどすぐ連絡が取れて、何か実施できるところも無いので、非常に感謝しています。そのあたりは今後も期待したいです。


テレビでは提供できない価値や体験を届けたい


斎藤 冒頭でもお話しいただきましたが、Player!がどちらかというとアマチュアや学生カテゴリーに焦点を当てる意義はどのようなところに感じていますか?


尾形 我々がこの領域に集中しているのは、2つ理由があります。


1つ目は、このカテゴリーは未開拓な市場があり、非常にビジネスチャンスがあるということ。


2つ目は、テレビはメジャースポーツをもっとメジャーするのに優れている媒体ではあると思うんですが、ニッチなスポーツはあまり得意ではないと思っています。そのため、メジャースポーツとマイナースポーツのギャップが広がっていってしまった気がします。


ただし、マイナースポーツやアマチュアスポーツに価値が無い訳ではないですし、熱量も少ないわけではないので、ただ単に埋もれてしまっているだけだと感じています。そのため、この領域にフォーカスすることで、スポーツ・エンターテインメントの可能性を開放するチャンスだと思っています。



斎藤 マイナースポーツやアマチュアカテゴリーのコンテンツをPlayer!では基本的にリアルタイムのテキストベースで発信していますが、今後動画の導入などは考えていますか?


尾形 動画はありだと思いますが、どちらかというと、テレビでは提供できない価値や体験を届けたいと思っています。また、放映権ビジネスには入ろうとは思っていません。


最近では、マラソンやモータースポーツにおいて選手をリアルタイムでトラッキングできる機能を提供していますが、その様にテレビで提供できない機能を出すことに意義があると思っています。



また、以前とあるJリーグチームの練習試合を映像配信した際に、試合映像があるからと言って俗に言う「ギフティング」などのコンバージョンが上がるということが確認できなかったので、映像が全てでは無いと思いますね。


斎藤 更に映像のことで言うと、試合が映像で配信されていればPlayer!はセカンドスクリーンとして使用され、映像が無い場合はファーストスクリーンとしての使用になると思いますが、その辺りの使い分けに関しての考えはありますか?


尾形 どちらの使い方もありだと思います。日本代表などテレビでも放映されるメジャーコンテンツの場合は、一人で観戦しているよりも、セカンドスクリーンを使ってPlayer!などでコメントをしたい人もいますし、マイナースポーツになってくれば映像配信されることが少ないので、Player!のみの使用になると思います。


ただし、熱量が高いのは明らかに後者なので、彼らに提供できている価値は高いと思います。


田中 そうですね。Player!のみで試合コンテンツが提供されている方が継続率やエンゲージメントが高いですね。


この辺りは繰り返していくうち発見できたことですし、ファンの方々のニーズに合わせられたことで広がっていったとも言えると思います。




コロナ禍でも準備してきたものが実を結んだ


斎藤 withコロナの時代においてスポーツとの関わり方も考えなければいけない中で、最近Player!の様にギフティング機能があったり、速報機能があるサービスが出てきていますが、それらのサービスと比較して、どのような特徴がありますか?


尾形 3月から4月にかけて、国内のスポーツが停止されていたので、非常に困っていましたね。ただし、その中でもチームメンバーは次の準備をしっかりしていたので、5月、6月にそれが実る形となりました。そこで一番注目されたのが、Jリーグクラブとの取り組みでした。


なぜ自分たちが使われたのかと言うと、このようなサービスを提供しているのが自分たちしかいなかった、というのが理由かと思います。今まで提供していたスポーツのデジタル観戦というところに、時代が乗ってきた、という感じです。


ギフティング機能もコロナの影響で開発したものではなく、もともとはOBOGが母校へ寄付するようの機能だったのですが、チケット収入が無くなったプロチームでも活用できるのではないかと思い、鹿島アントラーズや浦和レッズ、川崎フロンターレなどのチームにご使用いただきました。


斎藤 それでいうと、「Be A Player!」(https://web.playerapp.tokyo/be-a-player?pr=2)はコロナの影響で発案された企画だったのでしょうか?


尾形 そうですね、「Be A Player!」はまさにコロナ禍で僕たちにも何かできることは無いか、という視点で出した企画なのですが、どちらかというと大会が無くなってしまった学生を少しでも励ませられたらな、ということでリリースしました。最近では大会も徐々に再開してきているのですが、継続して何かこのような形で続けていけたらな、とは思っています。


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CITYの選手も特設サイトのトップ画像に採用していただいた「Be A Player!」


斎藤 先程から出ているギフティング機能も注目を浴びていますが、元々はアイドルなどを応援するために使われていました。サッカーやスポーツにおいてその「きっかけ」を作ることは難しいと思いますが、その辺りはどうお考えですか?


尾形 そうですね、その辺りは今試行錯誤中ですが、一つ言えるのはアイドルでの使われ方を横展するのは難しいだろうな、と。スポーツはもともとギフティングという文化がないので、スポーツ観戦に最適化させていくのが自分たちの使命だと思っています。


ただし、スポーツでもチケットやグッズを買う行為自体はあり、チームとの接点を作るために課金をしているので、それに近い体験を作らないといけないな、とは思っています。最終的な形はわからないですが、「応援」をするためにお金を払う、イメージとして、「サポート型のeコマース」の領域になるかと思います。ファンやサポーターが得られるものがサービスなのか、リアル、或いはデジタルな体験・物品かは考えないといけないですが、単純な寄付には収まりたくないな、というような思いはあります。


5年後は、Player!を日本一のスポーツコミュニティに


斎藤 CITYとしては色々とサポートしていただいていて嬉しい限りですが、サッカーに限らず、他のスポーツでもPlayer!は広がっているんでしょうか?


尾形 はい。Jリーグのチームと連携したことでサッカーのイメージが強くなってしまった、というのもありますが、大学のカテゴリーなどでは色々なスポーツに使用頂いていますね。ラクロスやハンドボールなど、なかなか映像配信がされないスポーツなどでPlayer!は支持を得ることが多いです。


斎藤 Player!の使用場面についてはどうでしょうか。鹿島アントラーズの事例もトークショーの様な形で話題になったと思いますが、今後は試合以外でも使用されることも想定されていますか?


尾形 増やしたいですね。Player!自体は今まで試合ありきのサービスだったのですが、コロナの影響で各チーム、試合が無い中でいかにファンとコミュニケーションを取るかを考えるようになったかと思うし、それがオンラインであればスポーツチーム側の負荷は減るため、その接点は作っていきたいですね。


斎藤 Player!として、ookamiとして最終的にどのようになることを目指していますか?


尾形 サービスとしては、前述した通り国内の全チームに使ってもらいたいですが、とりあえず10年やり切りたいですね。現在サービス自体5年やっているので、後5年後どうなっているか、ですね。


斎藤 では、最後に、今後CITYに期待することはなんですか?


尾形 スタートが同じ年なので、一緒に成長していって、10年目を迎える頃には、Player!は日本一のスポーツコミュニティ、CITYはJ3の舞台で、という形で、誰もが知っているものになっていればと思います。


引き続き、一緒に刺激し合いたい仲間ですね。




<共に高みを目指すパートナーを募集しています>

TOKYO CITY F.C.では、「Football for good “ワクワクし続ける渋谷をフットボールで”」というビジョンを実現するべく、共に成長し、未来を育んでいくパートナーを個人様・法人様問わず募集しています。限定のパーティーやイベントへの招待をはじめ、様々な特典をご用意しておりますので、ご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。

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