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2016.09.08
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トラッキングデータから見るCITYの特徴的な選手たち


先日のトレーニングでトラッキングシステム「オプティムアイ S5」を試験的に導入したCITY。今回の試みによって得られたデータを元に、特徴的だった選手を紹介します。

※この記事ではCITY独自のデータの見せ方にしてあります。


■高速でピッチを走り回るサイドアタッカー

まず分かりやすいのが、サイドハーフを務める #36伊藤 直樹#88五十嵐 大の2人。




ハイスピードランニング(時速19.8-24km)、スプリント(時速24km以上)の回数・走行距離ともにチームのトップクラスを誇っています。



また、最高時速においても #88五十嵐 が1位、 #36伊藤 が4位に入っていることから、CITYは「足の速いサイドアタッカーがスプリントやハイスピードランニングを繰り返し行っている」ということが見て取れます。


■「ここぞ!」という時に力を発揮するボランチ

もう一度上記の3つのデータを見返してみましょう。あることに気付くはずです。

それは、ここまでの全てのデータにおいて最下位に位置している選手、つまり #84中野 太夢の存在です。

一度もスプリントを行っていないことから、全くもって全力で走っていないことが分かります。人によっては「サボっているのでは?」なんて疑ってしまうかも知れません。

そこで見て欲しいのが、次の2つのデータです。




1つ目のデータは、「(強度の高い)加速と減速」の回数の比較。つまり、秒速3m以上の変化があった加速と減速の回数。

2つ目のデータは、「爆発的運動」の回数。つまり、前後左右へ秒速3m以上のスピードで動いた回数。

いずれの数値においても、#84中野 は1位、2位と高い回数を記録しています。


これらから言えることは、 #84中野 は

① 普段は軽いジョギングでピッチを走りながらも、

② いざ自分の周りにボールが来る時(来そうな時)に急速にギアを入れ替えている

ということです。

まさに、「ここぞ!」という時に力を発揮している選手と言えるでしょう。


■ストイックにトレーニングをこなす2人



このデータは、トレーニングにおけるトータルの走行距離と、1分あたりの平均走行距離(=インテンシティ)を表したものです。

このデータだけでなく、一番最初に紹介した「ハイスピードランニング」でもトップ3に入っているのが、 #4倉嶋 歩#63畑間 直英 の2人です。


これらから言えることは、この2人はとにかく動き周り、身体に負荷を掛けているということです。

チームの中で、もっともストイックにトレーニングをこなす選手と言えるかも知れません。


■省エネでゴールを量産するエース

最後に紹介したいのが、直近2つのデータ(爆発的運動、走行距離)で最下位に位置した選手、 #29内海 光です。


#29内海 は、今シーズン7ゴールを決めているチームのエースストライカー。しかし、それだけゴールを量産しながらもこれらの数値が最下位とはどういうことでしょうか。


仮説として考えられるのは、 #29内海 は、何気ないプレーは省エネでやり過ごし、

・いざという時にチーム5位の俊足を活用する

もしくは、

 ・相手DFとの駆け引きやポジショニングで勝負する

ということです。


つまり、データから分かったことは、CITYのエースはデータでは分からない部分で勝負している、ということなのかも知れません。


■まとめ

選手にはそれぞれ特徴がありますが、今回、最新のテクノロジーを活用してデータを得られたことによりその特徴がより鮮明になりました。

特徴が分かれば、その選手のプレーを見るのが少し楽しくなります。そして、その選手のことが少し好きになります。

今回分かった特徴を頭に入れつつ、もっともっとCITYの試合観戦を楽しんでください。


■トレーニング概要

時間:2時間(20:00-22:00)

天気:晴れ

気温:21℃

芝:人工芝